大好評開催中の「秋の味覚とキラキラいくら&ズワイ蟹食べ放題フェア」
今回は秋の味覚をさらに美味しくする日本酒を少しご紹介いたします。
東北最大の面積を誇る仙台平野を擁し全国有数の米どころ宮城県ではありますが、宮城県酒造協同組合に加盟されている蔵元は25社と、お米の生産量の割に酒蔵はそれほど多くはありません。
しかし、県内で生産される日本酒のうち吟醸酒、純米酒、本醸造酒のいわゆる特定名称酒の割合は85%と、全国最高レベルにあるようです。要するに各蔵元のクオリティは非常に高いということです(誇)
酒好きの宮城県民には必ずと言っていいほど、それぞれ自分のお気に入りの蔵元・銘柄があります。ちなみに私ネット担当者のお気に入りは平孝酒造の「日高見」です。
そんな宮城県に宿泊されたからには、ぜひ自慢の地酒を堪能していただきたいと(酒好き)スタッフ一同は考えております。
そうは言っても、25社とはいかないまでも、レストランのメニューにはかなりの数の地酒が並んでおります。県外からご来館いただくお客様にはどれもなじみのない名前でどの日本酒を注文して良いのか迷うところではないかと思います。
そんな皆さまのために、レストランseosonsでは「宮城地酒飲み比べセット」をご用意いたしました。メニューの中から宮城の地酒を3銘柄用意し、試し飲み・飲み比べをしていただけるようにしております。
2014年9月現在、飲み比べセットでご用意している3銘柄を紹介いたします。
墨廼江 特別純米酒(石巻市 墨廼江酒造)
1845年創業の老舗酒蔵、墨廼江の特別純米です。
宮城県の酵母を使用し60%まで磨き上げた「五百万石」を使用した特別純米酒です。
穏やかな香りと米の旨み、爽やかな酸味がバランス良く絡み合った逸品です。
港町石巻のお酒はお魚料理とよく合います。
日高見 吟醸酒(石巻市 平孝酒造)
1861年創業のこちらも老舗、平孝酒造の代表銘柄。「ひたかみ」と読みます。
爽やかな香りと何杯でも飲めそうな軽い口当たりが特徴です。日本酒が苦手な方でも大丈夫飲みすぎにはご注意ください。
こちらもお魚料理と一緒にどうぞ。
澤の泉 純米大吟醸(登米市石越町 石越醸造)
宮城県産の酒米「蔵の華」を使用50%まで磨き上げ、酒蔵の敷地内でくみ上げた井戸水を使い、じっくり低温発酵した純米大吟醸酒です。
芳醇な香りとのどごしの良さが特徴です。煮物や漬物などのお料理とよく合うかと思います。
この他には、塩釜市の阿部勘酒造「四季の松島」と佐浦酒造「浦霞」、県北部の大崎市の「一ノ蔵」、仙台近郊の富谷町からは宮城県内最古の酒蔵(創業350年!)内ヶ崎酒造の「鳳陽」をそれぞれメニューに用意しております。
また、季節によってはこのほかの地酒をご用意する場合もございます。お越しの際にはレストラン内アルコールコーナーにてご確認いただければと思います。
日本酒といえば、最近話題のスパークリング清酒「澪」。
日本酒好きな方にも、日本酒が苦手な女性にも受け入れられ、全国的に爆発的な人気となっています。
もちろん当館にも置いておりますが、発泡清酒は澪だけではございません。当レストランでは東北を代表する発泡清酒もご用意しておりますので、ぜひこの機会にご賞味ください。
一ノ蔵発泡清酒すず音(大崎市 一ノ蔵)
スパークリング清酒のさきがけともいわれる「すず音」は、地元の人の気づかないうちに全国区のお酒になっていました。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
こちらは炭酸ガス注入タイプの澪とは違い、瓶内発酵によってガスを瓶内に封じ込める作り方です。ちなみにこれはシャンパンと同じ方法だそうです。
同じ一ノ蔵の「ひめぜん」にガスを発生させる酵母を追加して作られています。日本酒らしい米の旨みと飲みやすい口当たりが特徴です。
微発泡酒ぷちぷち(福島県会津若松市 末廣酒造)
福島県会津の老舗酒蔵である末廣酒造が、試行錯誤の末に開発した微炭酸の発泡清酒。こちらも瓶内発酵タイプです。
日本酒度-19~-21ですが、しつこくない爽やかな甘口が特徴。微炭酸の口当たりはまさに「ぷちぷち」。
松竹梅「澪」スパークリング清酒(宝酒造)
炭酸ガスを注入する方法で作られているため、まず日本酒としてしっかり味が作りこまれています。人工的にガスを入れているので、すず音やぷちぷちに慣れている方には少しガスの刺激が強く感じるかもしれません。
2014年9月現在は飲み放題のメニューにも含めておりますので、発泡清酒を飲んたことの無い男性にぜひ試していただきたいと思います。
発泡清酒はその特徴から食中酒としてはあまり向いていませんが、食前酒として、デザート酒としてぜひご注文いただければと思います。
seasonsでは日本酒だけでなくワインも多種ご用意しております。近いうちにワインの紹介もさせていただければと思います。